間葉系幹細胞用の無血清培地について
間葉系幹細胞用の無血清培地(STKシリーズ)は、MSCの無血清培養が可能で、化学的に組成が明らかな培地であるため、これからのMSC研究に有用なツールです。
無血清培地と関連のある主な企業一覧
- 関東化学株式会社バイオケミカル部:東京都
- 株式会社タニモト本社・工場:大阪府
- 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社微生物検査製品:東京都
- コージンバイオ株式会社:埼玉県
- 極東製薬工業株式会社産業営業所:東京都
- ロンザ株式会社技術セールス:東京都
- 株式会社グローバルインフォメーション:神奈川県
- ザルトリウス・ステディム・ジャパン株式会社
- 株式会社東海ヒット:静岡県富士宮市
- 株式会社グライナー・ジャパン:東京都
どのような特徴があるのか
無血清培地とは、その名前からもわかるとおりに結成を含まない動物細胞培養用の培地のことを指します。例えば人工的に動物細胞を培養する場合には、増殖因子などの成分を補う必要があります。培養液の中に5~20%程度の血清の添加が必要です。血清の添加が必要であっても、血清は高いので細胞培養のたびに添加していると研究などにお金がかかります。そこで開発されたのが、血清を含まない動物細胞培養用の培地です。血清の成分組成を研究で明らかにしていくことで、血清を含まなくても細胞培養が可能な無血清培地が誕生しました。研究の結果、細胞腫に応じた形で、さまざまな無血清培地が使われて開発や販売が行われています。幅広い分野で活用されているのも特徴の1つです。
どのように作られているのか
血清の代わりになるものを使っている無血清培地ですが、どのように作られているのでしょうか。そもそも血清には、ホルモンや細胞成長因子の供給などさまざまな働きがあります。そこで血清をさまざまな成長因子などに置き換えて作られたのが無血清培地です。